睡眠時無呼吸症候群(SAS: Sleep Apnea Syndrome)とは? |
以前に新幹線の運転士が「居眠り運転」をし、睡眠時無呼吸症候群と診断されて話題となったことを覚えておられるでしょうか?一般に人は1分間に12〜15回(つまり4〜5秒に1回)呼吸をしていますが、この睡眠時無呼吸症候群においては、無呼吸(10秒以上呼吸が停止する状態)あるいは低呼吸(睡眠1時間あたりの呼吸回数が、もとの回数の30%以上低下、または体内の酸素量(酸素飽和度)が4%以上低下)となることが、夜間睡眠中に一時間に5回以上あるとされています。夜間睡眠中によく眠れないことにより、いびきがひどくなる・寝ている間に息がとまったようになるだけでなく、昼間に睡眠不足による眠気のための集中力低下や全身倦怠感などの自覚症状が出現し、居眠りをしたり、重症の場合には夜間の血液中の酸素不足のため心不全や不整脈などの心臓病や高血圧、脳卒中などを引き起こすこともある恐ろしい病気です。 |